春日井市若草通の肛門科 安藤外科|肛門外科、外科、消化器内科(胃腸内科)、泌尿器科、皮膚科、内科、小児科

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内視鏡(経鼻内視鏡、大腸内視鏡)

経鼻内視鏡検査とは

経鼻内視鏡検査とは、先端にカメラがついた5mm程度の細いチューブを鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。

口から行う胃内視鏡検査では、「オエッ!」という嘔吐反射が起こり、敬遠されがちでしたが、楽に行える経鼻内視鏡の登場により、胃内視鏡検査の苦痛は大きく緩和されたといえます。初めての方でも比較的スムーズに検査が受けられるようになりました。

次のような症状がある方は、胃内視鏡検査を受けましょう。

◇胸焼け・腹痛・吐き気などの自覚症状が続く
◇みぞおちの辺りが痛む
◇萎縮性胃炎のある方
◇赤黒っぽい便がでた
◇胸がつかえるような感じがする
◇飲酒・喫煙される方
◇胃潰瘍・十二指腸潰瘍、びらん等と診断されたことのある方
◇採血検査でペプシノーゲンの異常ピロリ抗体高値を指摘された
◇市町村がん検診の胃バリウム検査で異常を指摘された方
◇ピロリ菌が気になる方

胃内視鏡検査の流れ

1.問診・診察
検査の前に問診を行い、コンディションなどをふまえ、負担の少ない検査方法を一緒に考えます。

2.内視鏡検査の説明
問診・診察後、検査方法についてご説明させていただきます。
患者様に不安を軽減できるよう、ご質問には細かくお答えし不安を軽減できるよう努めております。
何かございましたらお気軽にご質問ください。

3.前処置
胃の壁をきれいにするために、消泡剤を飲みます。
鼻腔に局所血管収縮スプレー(出血をしにくくする作用があります)をし、局所麻酔を行います。

4.胃内視鏡検査
食道、胃、十二指腸の順に観察していきます。
モニターを見て、自分の目でもその様子を確かめることができます。
検査中でも口は自由になっていますから、質問もできます。

5.検査終了後
麻酔の影響が切れるまで、検査後1時間位は食事・水分摂取を制限します。
検査方法によっては注意事項がございますので、検査後に医師よりご説明いたします。

6.胃内視鏡検査結果の説明
当日または後日、医師より写真をお見せしながら詳しく説明いたします。
必要に応じて内服薬が処方されることもあります。

※検査前日・当日の食事について
検査前日の夕食は、21時までに軽くとります。それ以降の飲食は控えてください。水などの水分摂取は構いません。
検査当日の食事(牛乳、ジュース、お茶なども)は控えてください。水のみは結構です。(降圧剤などの内服薬に関しては、事前に担当医に相談ください。)

大腸内視鏡検査とは

大腸内視鏡検査とは、肛門から直径10~12mmの内視鏡(ファイバースコープ)を挿入し、直腸から盲腸にいたる大腸の内部を観察します。ポリープや大腸炎、大腸がんなどの発見に役立ちます。

大腸がんの予防と早期治療のために

近年、生活、食習慣の変化から、日本でも大腸疾患が増加しています。女性のがん死亡原因では第1位になっています。(厚生労働省 平成28年人口動態統計より)
大腸がんはある程度進行してしまうまで自覚症状がありません。大腸がんは早期発見できれば内視鏡での治療も可能です。早期の大腸がんを発見・がん化する恐れのあるポリープ切除することによってがんを未然に予防することができます。
大腸がんの検査として大腸内視鏡検査は有効です。

次のような症状がある方は、大腸内視鏡検査を受けましょう。

◇健康診断の便潜血反応が陽性だった
◇便が以前に比べて細くなった
◇切除していない大腸ポリープがある
◇大腸がんが心配である
◇血便が出る
◇便秘と下痢を繰り返す
◇大腸ポリープを切除したことがある
◇大腸がんの手術をしたことがある

大腸内視鏡検査の流れ

  1. 検査当日までの流れ

    1)検査の予約と外来受診
    外来にて医師の診察を受けていただき検査の予約をいたします。その際内視鏡検査と、使用薬剤の説明。検査前・当・後日の生活・食事指導をいたします。

    2)検査前日の食事について
    検査前日、17時くらいまでに、夕飯を済ませてください。(油分は消化が遅く、野菜や果物などは腸内に残りやすいので避けてください。)
    お水、お茶の制限はありません。前日用の下剤を飲んでください。

    3)検査当日のご自宅での注意事項
    食事、お茶等の飲み物、たばこ、薬等は禁止です。
    ※常備薬を服用されている方は、事前に医師に相談しておきましょう。
    モビプレップという腸管洗浄液(液体下剤)を、毎時1リットルのペースで全量2リットルまで飲んでいただきます。便をきちんと出してから、来院ください。
  2. 検査当日の流れ

    1)検査着に着替えます
    前処置室で名前を呼ばれるまでお待ちください。
    名前を呼ばれたら、検査室へ移動します。

    2)前処置
    検査台に横になっておなかをラクにします。
    腸の緊張を和らげる注射をします。原則として鎮静剤は使用しません。

    3)大腸内視鏡検査
    ゆっくりと肛門から内視鏡を挿入していきます。
    力を抜いて楽な姿勢で受けてください。検査は5~15分で終わります。

    4)検査終了後
    食事・水分摂取の制限はありません。
    検査方法によっては注意事項がございますので、検査後に医師よりご説明いたします。

    5)大腸内視鏡検査結果の説明
    当日または後日、医師より写真をお見せしながら詳しく説明いたします。