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当院の治療について
いぼ痔、切れ痔は生活習慣病です。手術、薬での治療、生活習慣の改善で痔の再発予防が大切です。でも痔ろうみたいにしっかり手術しないといけない病気もあります。
特色【できるだけ入院の負担を減らす。】
できるだけ入院の負担を減らします。痔も大変だけど毎日の仕事や家事も休めない・・・術後の安静は軽快を早くしますし、術後出血を予防する上でも入院は意味のあることですが、事情があって入院していられない方は多くいらっしゃいます。
忙しい人だからこそトイレにゆっくり入る時間がなかったり、長時間座りっぱなしとかで、痔になってしまう、そのうえなかなか病院に来られなくてよっぽどひどくなってから初めて病院にみえる・・・だから忙しい人の痔は結構ひどいことが多いのです。もちろん市販の薬は使用経験ずみ、なかなか薬だけでは治療できそうもない、そんな人にこそちゃんとした治療をしたい、だから手術治療が必要になってくるのです。
でも手術は、必要な部分のみで行うべきです。手術しても生活習慣が改善しなければまたそのうち肛門にトラブルは起きてきます。ひどい便秘や忙しくてゆっくり排便できずに無理に力んでいるような生活をしていたら誰の肛門だって悲鳴を上げてしまいます。だから手術したら縁が切れるって考えるのはちょっと問題あるのかもしれません。
肛門は消化管の出口、だから消化管の病気を持っている人は下痢や便秘になったり便に血が混じったりして肛門外科に相談に来てくれることが多いんです。だから当院は肛門だけを診るのではなく、肛門という出口を通して消化管全体の、さらにはその患者様の体全体を診るようにしています。
たしかに痔も大変ですが、奥に大きな病気が隠れていたら大もっと大変ですから、せっかく勇気を出して病院に来ていただけたのですから見落としの無いよう診察したいと考えております。血液検査で全身の状態をチェックし、胃カメラや大腸カメラで便潜血の原因をさがすことで、大きな病気がないかどうか、しっかり調べております。心配してみえる方こそ、しっかり検査をして痔の治療に専念したいものですね。
当院の治療の特色
当院は大腸、肛門に関連した症状で受診される患者様が90%以上を占めております。
診察には直腸鏡、肛門鏡にTVモニターシステムを用いて病変部をTV画面に出し患者様ご本人に十分理解していただいた上で治療方針を決定いたします。
手術治療が必要な場合は、基本的に外来通院で行います。入院設備(個室5床、相部屋7床)もありますので患者様の希望や、お尻の重症度に合わせて入院治療もできます。
ちなみに、いぼ痔のひどい方で2~3泊、慢性の切れ痔の手術で1泊、痔瘻の手術で(術式にもよりますが)4~6泊で退院される方がほとんどです。
入院中も外出はOK、快適です。